回収月数=
初期投資 ÷ 月粗利
「この民泊、いつ元が取れるの?」——その答えは、たった1本の式で出ます。
回収月数=初期投資 ÷ 月の粗利。これだけ。
そして、その数字を左右するいちばん大きな要因が「固定費(家賃)」です。
今日は、同じ部屋でも家賃しだいで「8ヶ月で回収」が「16ヶ月」に変わる——固定費が運命を決める仕組みを見ます。
「いつ元が取れる?」
が見えなくて不安…
始める前にいちばん不安になるところを、会話でほぐしておきます。

「これ、いつ元が取れるんだろう?」って考えると、こわくて踏み出せません。
使う式はたった1本——「回収月数=初期投資 ÷ 月の粗利」。
たとえば最初に80万かけて、毎月の粗利が10万なら、80 ÷ 10 = 8ヶ月で元が取れる、ってこと。
「いつ元が取れるか分からない」は、計算してないだけなんだよ。


でも、物件によって全然ちがう気もして。どこに気をつければ?
家賃が上がると、毎月の粗利がそのぶん減る。粗利が減れば、割り算の答え(回収月数)はどんどん長くなる。
同じ部屋でも、家賃が月+5万ちがうだけで、回収が8ヶ月→16ヶ月に倍になることもあるんだ。
つまり「固定費が運命を決める」。次のページで、その仕組みを実例で見てみよう🐾

見る式は1本=「回収月数=初期投資 ÷ 月粗利」。そして月粗利を一番大きく削るのが固定費(家賃)。この2つを押さえれば、「いつ元が取れるか」も「どの家賃なら勝てるか」も自分で読めます。まずは次のページで式と実例を見ましょう。
固定費(家賃)+初期投資が
運命を決める
民泊が成功するかどうかのカギは「固定費(家賃)」と「初期投資」の2つ。
まず、元が取れるまでの月数を出すたった1本の式から。
割り算1回で「いつ元が取れるか」が出ます。
(※月の粗利=売上 −掃除 −家賃 −光熱費・雑費 −OTA手数料。前のレッスン Lv8-1 で出した数字を使います)
ここからが今日のキモ。同じ「初期80万」の部屋でも、家賃しだいで回収月数が倍に変わります。
回収 8ヶ月
回収 16ヶ月
初期投資は同じ80万なのに、家賃が月+5万高いだけで、毎月の粗利が10万→5万に半減し、回収が8ヶ月から16ヶ月(=倍)になりました。これが「固定費(家賃)が運命を決める」ということ。だから物件を借りる段階で、家賃をどこまでおさえられるかが、勝負の半分を決めます。
実データ:監修オーナーの初期費用(帯広・転貸)
では実際、いくらで始められたのか。監修オーナーが転貸で開業したときの概算がこちら。
| 項目 | 金額(概算) |
|---|---|
| 🛋️ 家具・家電(リサイクル活用) | 約 30万円 |
| 🏠 準備期間の家賃 | 約 4万円 |
| 🚗 現地までの交通費 | 約 5万円 |
| 🛡️ 事業用保険 | 約 10万円 |
| 📦 その他諸経費 | 約 5万円 |
| = ✅ 合計 | 約 54万円 |
この物件の月粗利は約9.3万円(Lv8-1の帯広実データ)。つまり回収月数は 54万 ÷ 9.3万 ≒ 約6ヶ月。中古家具・リサイクルショップの活用で初期をここまで軽くできた、というのが現場の実例です。
もうひとつ、私が転貸で使っている目安が「5日でペイ」。家賃+光熱費を、5泊分の売上でまかなえる価格・物件になっているかをチェックします。これを満たせない物件は、固定費が重すぎるサイン。物件選びと値付けの両方に効く、シンプルな判断基準です。
⚠️ 注意上の「初期80万」の比較例は考え方を見せるための架空の数字、帯広の54万は監修オーナーの実例(概算)です。初期投資・家賃は物件・エリア・契約形態(自己所有/賃貸/転貸など)で大きく差が出ます。自分の数字は、必ずご自身の見積り・契約条件で計算してください。
今日の要点は
3つだけ
むずかしく考えなくて大丈夫。この3つだけ持って帰りましょう。
回収月数=初期投資 ÷ 月粗利
「いつ元が取れるか」は、割り算1回で出ます。割り切れない不安より、具体的な月数を出すほうが、ずっと前に進めます。
家賃が回収月数を一番大きく動かす
家賃が上がると月粗利がそのぶん減り、回収月数がどんどん伸びます。同じ初期80万でも、家賃+5万で回収が8→16ヶ月に倍。物件を選ぶ段階で勝負の半分は決まります。
初期投資は「最初の1回」で取り返す対象
家具・家電・リフォーム・敷金礼金などの初期投資は、毎月の粗利でコツコツ取り返します。初期投資を抑えるほど回収は早い。借りられる物件・中古活用・転貸など、初期を軽くする工夫が効きます。
この3つをひと言で言うと——「初期投資を軽く・家賃を低く・月粗利を厚く」できれば、回収月数は短くなる。逆に、家賃の高い物件で初期をかけすぎると、回収が一気に伸びます。次は、これをAIで自分の数字に当てはめてみましょう。
やってみよう:
自分の回収月数をAIで
やることは3つ。上から順番にやってみよう🐾
「初期投資(家具・家電・リフォーム・敷礼などの合計の見込み)」「家賃(月)」「想定稼働での月の粗利(Lv8-1で出した数字でOK)」を、ざっくり書き出すだけ。正確じゃなくて大丈夫、まずは仮の数字で。
あなたは民泊(住宅宿泊事業)の収支にくわしいアシスタントです。 「回収月数=初期投資 ÷ 月の粗利」という式で、私の物件が何ヶ月で元が取れるかを試算してください。 【私の数字(仮でOK)】 ・初期投資の合計:〇〇万円(家具・家電・リフォーム・敷金礼金など) ・家賃:月〇〇円 ・想定の月の粗利:月〇〇円(売上 −掃除 −家賃 −光熱費雑費 −OTA手数料) 次の形で答えてください。 1. 回収月数(初期投資 ÷ 月粗利)の計算と結果 2. 家賃を「現状」「+3万」「+5万」にした3パターンで、月粗利と回収月数がどう変わるかの比較(固定費が回収に効くことを見せる) 3. 回収を早めるための現実的な打ち手(初期投資を抑える・家賃交渉・稼働や単価を上げる など) ※ 数字はあくまで私の入力に基づく試算であること、実際は稼働率や季節で変動することを明記してください。断定しすぎないでください。
民泊の回収月数を計算したいです。 「初期投資 ÷ 月の粗利 = 回収月数」の式で、 初期投資〇〇万円・家賃 月〇〇円・月の粗利〇〇円のとき、 何ヶ月で元が取れるか教えて。 家賃が+5万になったらどう変わるかも、初心者向けにやさしく教えて。
AIが出すのは「あなたの入力に基づく試算」です。実際の回収月数は、稼働率・季節・突発費用で上下します。仮の数字でいいので、まず1回出してみるのが大事(出すと、家賃や初期投資をいくら下げれば回収が早まるかが一気に見えてきます)。
数字をスライダーで動かしながら回収月数を見たいときは、【損益分岐メーカー(minpaku-breakeven)】がぴったり。こちら(登録不要・無料)で初期投資・家賃・稼働を入れると、回収日数や月利益がその場でグラフに出るよ。さらにAIを自分の道具にする力は AIエージェントコース で身につきます🐾
💡 家賃と初期投資をどう見るか
式と実例をふまえて、現場のオーナーが回収月数をどう考えているかを聞いてみましょう。
理由はシンプルで、家賃という固定費は、稼働が良くても悪くても毎月かならず出ていくから。だから私は、内装や家具より先に、まず家賃をどれだけおさえられるかを最優先で交渉します。
初期投資も同じで、最初に張り切って高い家具をそろえるより、「最初の80万を何ヶ月で取り返せるか」を先に計算してから、かけるお金を決めます。
回収月数を出しておくと、「ここまでなら攻めても大丈夫」「これ以上家賃が高いとやめておこう」という自分の判断基準ができます。これがあると、いい話・こわい話が来ても冷静でいられます。
大事なのは、始める前に一度でいいから自分の数字で割り算してみること。計算してから始めた人と、なんとなく始めた人とでは、1年後にだいぶ差がつきます。
例:「初期投資は〇〇ヶ月以内で回収できる物件だけにする」「回収◯ヶ月を超える家賃の物件は見送る」など。今の感覚でOK、あとで変えても大丈夫。
今日やったこと
この2つができたらクリア!まだのものは「スキップ」でもOK、あとで戻れば大丈夫だよ。
2つチェックすると「次へ」が押せるよ。回収月数の式が手に入ると、「いつ元が取れるか分からない不安」はもう怖くないね🐾
Lv 8-2 クリア ✓
回収月数が読めたね!🎉
回収月数=初期投資 ÷ 月粗利。たった1本の式で「いつ元が取れるか」が出る。そして、その数字を一番大きく動かすのが固定費(家賃)——同じ初期80万でも、家賃しだいで8ヶ月にも16ヶ月にもなる。「固定費が運命を決める」を体で分かった人は、物件選びで大ケガしません。次は、年180日の上限があっても、ちゃんと儲かる回し方を見ていきます。
※初期投資・家賃のレンジは物件で大きく差があります。自分の数字は必ずご自身の見積り・契約条件で計算を。