SESで給料が
上がらないのはなぜ?転職前に確認したい3つのこと

できる仕事は増えたのに、給料は変わらない。そんなとき、自分の努力だけを疑う前に、会社のお金と評価の仕組みを見てみましょう。
ミライネコもっと勉強すれば、給料も上がるのかな?
あらむ勉強は大事。でも、評価が給与に届く道筋も確かめよう。
SESでの給与を考えるときは、①会社が受け取る売上、②給与に反映するルール、③任される仕事の変化を分けると整理できます。この記事では、退職を決める前に確認できることに絞ります。
01案件の単価と、給与は別
取引先が会社へ払う金額と、あなたの給与は同じではありません。会社には、給与以外にも社会保険の事業主負担、採用・営業、教育などの費用があります。
取引の間に複数の会社が入る場合は、最終的な発注額と勤務先への入金額も別になります。ただし、間に入る会社の数だけで給与は判断できません。自社がどんな役割を担い、どう単価を交渉し、給与を決めているかが確認点です。
厚生労働省も、派遣会社のマージンには社会保険料や教育訓練費などが含まれると説明しています。ただし、これは派遣についての説明。SES全体の配分や、あなたの会社の利益率を示す資料ではありません。[出典1]
02単価が上がっても、昇給するとは限らない
次に見るのは、給与を決める会社のルールです。単価の変化を反映するのか、等級や役割で決まるのか、見直しはいつか。同じ「評価された」でも、給与への反映時期や条件が違えば、結果も変わります。
確認するなら、「次に何ができれば、どの評価になるのか」「いつ、どの給与項目に反映されるのか」と聞いてみます。「頑張っているね」という言葉だけで終えず、条件と時期まで具体化するのがポイントです。
03在籍年数だけでなく、任される仕事を見る
長く働いたことと、担当範囲が広がったことは別です。資格や使用言語に加え、「何を判断し、どこまで担当できるか」を説明すると、次の役割について相談しやすくなります。
今の職場で設計や改善の仕事へ進めるなら、その条件を相談する。難しいなら、別の配属や転職も選択肢になります。学ぶ内容も、資格を増やすことだけでなく、次に担当したい仕事から逆算して決めてみましょう。
ミライネコじゃあ、すぐ転職した方がいい?
あらむまず今の会社で変えられることを確認。転職先も、同じ質問で比べよう。
面談で聞きたい3つのこと
給与明細や評価面談の記録を見返し、分かることと、まだ分からないことを分けておきます。単価を把握できない場合も、昇給の条件や担当業務の相談はできます。
- 1給与は何で決まる?
単価・等級・役割のどれを、どう評価しますか。
- 2次の見直しはいつ?
どの条件を満たすと、何が変わりますか。
- 3次に任される仕事は?
希望する工程へ進むには、何が必要ですか。
返答は「決まっていること」と「今後の見込み」を分けてメモします。転職先を探す場合も、提示年収だけでなく基本給、手当、担当業務、評価の時期まで同じ軸で確認すると、比較しやすくなります。
お金の流れを動画で見る
SESという呼び方だけで、給料の高低や契約の中身は決められません。会社間の取引と、自分の雇用・給与の条件を分けて見ることが出発点です。
IPAのモデル契約でも、成果物の完成を約束する請負と、業務の遂行を扱う準委任を区別しています。契約や働き方の話と給与の話を混ぜず、仕組みを知ったうえで自分の条件を確認しましょう。[出典2]